G-Force RC Monkey サル二郎商店 SUB-C

9.6.25

世界王者が語る勝利の裏側と未来への覚悟


ブランク

 


YouTubeチャンネル「RC Racing TV」が、2016年1/8スケールオフロードバギー世界選手権優勝者であるDavid Ronnefalk選手へのインタビュー動画を公開しました。

2016年、栄光のラスベガス

2016年に世界タイトルを獲得したDavid Ronnefalk選手は、同年それまで勝ち星がなかったことを振り返り、「トラブルの多い年だったが、世界戦ではすべてを出し切れた」と語っています。会場のラスベガスでは、観客が5列以上に並ぶ中、緊張と興奮が交錯するファイナルレースに臨み、印象深い瞬間としてドライバーパレードを挙げました。

決勝の終盤ではジャンプを抑えて確実な走りに切り替えたものの、最終コーナーでミスを犯して一時的にマシンがパイプに引っかかる場面も。「最後は無事にゴールできて安堵した」と当時を振り返ります。

KyoshoからHB、そして世界への飛躍

David選手は2014年に京商からHB Racingへ移籍。アメリカでのDNCやSilver Stateなどに参戦を重ねました。チームの支えと充実した環境のなか、オンロード・オフロード両分野での活躍が始まりました。

マルチクラスでの挑戦と限界

その後、若きブランド「Mayako」へと移籍し、初年度には1/8ニトロオフロード欧州選手権を制覇。世界選手権でも2位を獲得するなど好成績を残しましたが、チーム内での方向性の違いから別離を決断。現在はTeam XRAYに所属し、オンロード(ツーリングカー)にも積極参戦しています。

XRAY加入後は、すべてのカテゴリーを1ブランドで統一できる利点を活かし、複数クラスを転戦。ツーリングカーでの精密な操作が、予選の集中力向上にも役立っていると語ります。

世界王座奪還に向けた布石

David選手は、「1/8ニトロバギーの世界戦で再び王座を目指すには、特化した準備が不可欠」と語り、2026年にアメリカ・テキサス州で開催予定の世界戦に向け、渡米して現地サーキットでのテストも検討中と明かしました。舞台となるT&T Speedwayは屋内高グリップ路面で、「ヨーロッパ風な特性がある」と一定の自信をのぞかせます。

2022年のRedovan(スペイン)での世界戦では、後方スタートから2位まで追い上げたものの、終盤のジャンプ着地ミスやピットアウト時の転倒が響き、惜しくも優勝を逃す結果に。こうした経験から「100%の準備ができてこそ、勝利のチャンスが生まれる」と述べています。

今後のキャリアと私生活

現在29歳のDavid選手は、各クラスを転戦しながらも、競技以外では自宅でのメンテナンスやゴルフを楽しみ、心身のバランスを大切にしているといいます。「RCが常に一番だったが、ゴルフは人生の中で常に寄り添ってきた趣味」とも語っており、レース以外の時間を活用して英気を養っています。



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