ヨーロッパの無限精機で行われたプレゼンテーションにて、Ronald Volker選手が待望のツーリングカーMTC-3について詳細を解説しました。今回はToniSportのPatrick Beck氏と共に、新型キットの主要特徴を深掘りしています。
主な改良ポイント
● 1.5mm厚のアルミシャーシ
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カーボンよりも低重心を実現
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標準のスチールビスが使用可能
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特にリア部分が軽量&短縮化され、バンピーな路面でも接地感が向上
● ローセンター設計のモーターマウント&スパーギヤ位置調整
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モーター配置を前方に寄せて重量バランスを最適化
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スパーギヤの高さを無段階調整可能
● 新設計の足回り
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アッパーアーム高はビス1本で簡単に調整可能
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ロールセンターやキャンバーゲインの変更が容易に
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アンチロールバーは低重心で配置され、ベルト交換時の作業効率も向上
● 超ショートショックと新しいショックタワー
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全体の高さを抑えた設計でより安定した運動性能
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ショック取付位置もスライド調整式でシム不要
● 新型ステアリングシステム
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中央1ピース構造、アッカーマン2ポジション対応
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推奨サーボホーン長は15~17mm
● ボディマウントの柔軟性
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フロント&リアで大きく外側に配置
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エキセントリック構造で微調整も可能
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3種のリアマウント方式(縦型/横型/RC Maker風)
● 驚異の作業性
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デフ・スプール交換が非常に簡単
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上部アームは固定されたままでOK
● 豊富な付属セットアップパーツ
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ソフト&ミディアムトップデッキが同梱
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スウェイバー、スプリングも路面別で対応済み
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上下アームやアップライトは前後共通で予備パーツの管理が簡単
Volker選手のインプレッション
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「とても扱いやすく、しかも速い。走らせていて楽しいマシン」
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「セットアップの自由度が高く、色々なスタイルに対応できる」
推奨オプションパーツ
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キャスター角を簡単に測定できる専用キャスターツール
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アップデートされたKBAステアリングアーム(短いアーム設計)
ビルドマニュアルはPDFで公開
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セットアップガイドやパーツ説明付きの詳細資料が公式サイトからダウンロード可能

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