Team Associated TC8ロアアームインサートの取り付け・取り外し方法を設計者が解説

 

Team Associatedが「TC8 Team Kit」に使用されているロアアームインサートの取り付けおよび取り外し方法を紹介する動画を公開しました。解説を担当したのは、Team Associatedの設計エンジニアであるKyle Klingforth氏です。

動画では、まずキットに付属するロアアーム用ボールインサートの処理方法から始まります。ランナーから切り離した直後のインサートにはバリが残っている場合があるため、X-Actoナイフで平らにカットし、スムーズな挿入ができるよう下準備を行います。こうした下処理を怠ると、インサートが正しく収まらずアームの動作が渋くなる原因になるとのことです。

インサートの取り付けは、ニードルノーズプライヤーで横から軽く挟みながら指で押し込む方法や、単に親指で上から力を加える方法が紹介されました。挿入後にインサートの角度がずれている場合でも、軽く回すことで修正できると説明しています。

インサート装着済みのアームをシャーシに取り付けた後は、上下に何度か動かして馴染ませることで、フリクションの少ないスムーズな動作を確認することが可能です。

また、すでに装着されたインサートを取り外したい場合は、ニードルノーズプライヤーでインサートの切り欠き部分を挟み、約45度回転させて潰すように変形させた後、ナットドライバーを使って下から押し出す方法が推奨されています。この手順により、別のアームへの再利用が可能になります。

もしアームの動きが固く感じられる場合は、インサート周辺のプラスチックをごく少量削る方法や、ボールカップリーマーを使って内径を整える方法も紹介されており、シャーシ上でのスムーズな動作を確保するための選択肢として案内されました。