Jilles Groskamp選手が、INFINITYの1/10スケールGPツーリングカー「IF15-2」用の新型リヤハブ「G289」について解説する動画を公開しました。
ヨーロッパ選手権(オランダ・アペルドールン)へ向けて2台のマシンを準備するなかで、旧型との違いや走行特性の変化について詳しく紹介されています。
新型リヤハブ「G289」の特徴
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アームの延長効果
リヤハブのピボットボール位置が2mm外側にオフセットされており、これによりリヤアームの全体長が2mm延長された形になります。
⇒ 上アームのリンケージもそれに伴い2mm長くなります。 -
形状の変更点
旧型ハブと比較すると、ベアリング周辺のデザインが変更されており、アームとのクリアランスが広くなっています。 -
スタビリティ向上
アームが延長されたことで、特に中高速コーナーでの安定性が向上。オーバーステア傾向が和らぎ、リアの安定感が高まる設計です。
実走テストとセッティングの注意点
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トラック幅は変更なし
G289装着時も全体のトレッド幅(289mm強)は変わらず、アームの長さで特性を変化させる仕様です。 -
アペルドールンに合わせた2台比較テスト
オランダのアペルドールンは中規模のトラックで、タイトコーナーと中速コーナーが混在。新旧リヤハブでそれぞれ1台ずつ組み、現地で最適な方向性を見極める狙いとのこと。 -
シムの干渉に注意
新型ハブはホイールが上アームリンクと近接するため、通常6mm径のシムでは干渉の恐れあり。5mm径のシム使用を推奨。
チタン製ロングボールスクリュー「G292T」の併用が必須
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G289ハブには、専用のロングボールスクリュー(G292T)の使用が必要です。
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標準ボールではネジ長が不足し、取り付けが不十分になる可能性があります。

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