INFINITY所属の世界的ドライバー、Jilles Groskamp選手が、自身のマシンであるIF15とIF15-2の違いについて詳しく解説する動画を公開しました。
この動画では、2022年世界選手権で3位となったIF15と、2024年世界選手権で優勝したIF15-2の比較を通じて、両モデルの主な相違点と互換性のあるパーツについて紹介されています。
互換性のある主なパーツ
-
トップデッキ:形状は異なるが互換性あり。剛性差は最小限。
-
ショックタワー:IF15-2では低重心化された設計に変更されたが、相互に装着可能。
-
サスペンションアーム:両モデルともに同一のアームを使用可能(グラファイト製などオプションあり)。
-
ドライブ系(プーリー、デフなど):共通。
-
シャーシ:互換性はあるが、ロールセンター調整の自由度はIF15-2が上。
主な変更点と注意点
-
シャーシ剛性とロールセンター調整
IF15-2のシャーシはリアの剛性が高められており、さらに最低ロールセンター位置が使用可能となるようカット加工が追加されています。これにより、より幅広いセッティングが可能になっています。 -
リアブレーキとバルクヘッド
IF15-2ではリアブレーキが刷新され、ロールバーの取り付け位置が反対側に移動しました。そのため、ブレーキとバルクヘッドはセットでの導入が必要となります。旧型のIF15にはこの配置が対応していないため注意が必要です。 -
フロントバンパー
IF15-2ではわずかにリップ形状が変更され、ダウンフォースとステアリング性能が向上しています。 -
ショックユニット
中間長のショック(ミディアムショート)は両モデルで使用可能。リアショックタワーはIF15-2で剛性が向上。
総評とメッセージ
Groskamp選手によると、IF15-2はIF15の進化モデルであり、特にブレーキ周りの改良が効果的であったとのことです。また、多くのパーツは互換性があるため、既存ユーザーが段階的にアップグレードする際にも大きなメリットがあるとのこと。

0 件のコメント:
コメントを投稿