G-Force RC Monkey サル二郎商店 SUB-C

19.2.25

HOBBYWING「XR10 Pro G3 & G3Xの設定解説 - The Charlie Show EP 409」動画公開


ブランク

 


HOBBYWINGの最新ESC、XR10 Pro G3XR10 Pro G3Xの違いや設定方法について、The Charlie Show EP 409で詳しく紹介されました。両モデルの違いや新しい設定項目、最適なチューニング方法について解説しています。


XR10 Pro G3とG3Xの違い

モデル特徴
XR10 Pro G3・ブラックのケースを採用
・13AWGの電源ケーブル
逆接保護機能あり
XR10 Pro G3X・グレーのケースを採用
・12AWGの電源ケーブル
逆接保護機能なし

両モデルは基本的に同じ設定と機能を持っており、どちらもストッククラスモディファイドクラスで使用可能。G3Xはより太いケーブルを搭載しているため、ストッククラス向けとして推奨されることが多いが、モディファイドクラスでも使用できる。


主要な設定項目と解説

1. ESCの基本設定

  • ランニングモード
    前進のみ / 前進・ブレーキ / 前進・ブレーキ・リバースが選択可能
  • 最大リバース出力
    → 逆走時のパワーを調整(レース用途では無効化が推奨)
  • 電圧カットオフ
    リポバッテリーの保護機能(3.0V / セル以上推奨)
  • BEC電圧
    → サーボの電圧を設定(6.0V / 7.4V / 8.4V)
  • スマートファン
    → 必要な時のみファンを回す機能(オフで常時作動可能)
  • リモートオフ機能
    ブレーキ長押しでESCの電源をオフにする機能
  • センサーモード
    フルセンサー / ハイブリッド / センサーレスの選択が可能
  • モーター回転方向
    → 正回転・逆回転を設定(逆回転の車両に対応)

2. スロットル関連の設定

  • スロットルレスポンス(PWM周波数)
    低い値(4kHz〜8kHz): パンチが強く、トルク重視
    高い値(8kHz〜16kHz): スムーズなレスポンス
  • スロットルカーブ
    正カーブ: スロットル初期反応を強くする
    負カーブ: スロットルをマイルドに調整
  • 初期スロットルフォース
    0% - 10%の範囲で調整可能(特に低速時のレスポンスに影響)
  • コースト機能
    → スロットルオフ時の減速の強さを調整(スリック路面では有効)

3. ブレーキ関連の設定

  • ドラッグブレーキ(スロットルオフ時の自動ブレーキ)
    高い値(10%以上): コーナー進入時の減速が強め
    低い値(0%〜10%): 直線スピードを維持しやすい
  • ブレーキレート
    → ブレーキの効き始めを調整
  • ブレーキカーブ
    ディスクブレーキモード(急激なブレーキ)も選択可能
  • ABS機能
    → 強力なブレーキ時に車が滑りすぎるのを防ぐ

4. タイミング(ブースト & ターボ)

ブーストタイミング(RPM依存の進角制御)

  • 指定したRPM範囲で電子的に進角を増加
  • 低速域から中速域のトルクアップが可能

ターボタイミング(フルスロットル時の進角制御)

  • 全開スロットル時に最大限の進角を適用
  • 最高速を伸ばす効果があるが、過剰な設定はモーター過熱の原因

ブースト・ターボの合計進角設定に注意!

  • モーター進角と合計して60°を超えないように調整するのが一般的

5. フリーホイール機能(新機能)

  • スロットルオフ時の慣性をコントロールする新機能
  • ドラッグブレーキなしでスムーズに減速
  • RPM減少率と組み合わせて、よりナチュラルなスロットルフィーリングを実現

6. データロギング機能

ESC内部で以下の情報を記録可能:

  • 最大ESC温度
  • 最大モーター温度(HOBBYWINGモーターのみ対応)
  • 最小バッテリー電圧
  • 最大モーターRPM
  • 最大電流



つくばラジコンパーク

0 件のコメント:

コメントを投稿