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19.2.25

REDRC「Ryan MakerがRCカーメーカーとしての夢を追い続ける」公開


ブランク

 


REDRCが「Ryan MakerがRCカーメーカーとしての夢を追い続ける」を公開しました。


オーストラリアのツーリングカーレーサーであり、RCパーツメーカーRC Makerを運営していたRyan Makerが、フルスケールのRCカーメーカーとして挑戦を始めてから1年が経過した。昨年、彼は世界的に有名なTITC(タイ・インターナショナル・ツーリングカー選手権)で、自ら設計したプロトタイプカーを発表し、その大胆な一歩を踏み出した。

現在、彼の最初のフルキット「SP1」は第二バッチの出荷が開始され、RCマーケットに確固たる地位を築きつつある。今回、彼に1年間の振り返りを聞いたところ、「間違いなく夢を生きている」と自信に満ちた答えが返ってきた。

1年間の挑戦と課題

TITCでの発表後、Ryanは小規模なチームでほぼすべての工程を社内で管理しながら、RCキットの開発を進めてきた。彼は「製品を一から作るというのは想像以上に困難だったが、同時に非常にやりがいがあった」と語る。

開発においては、航空宇宙グレードの精度を求められるRC業界の特性上、細かなシム調整や部品の適合性の確保が必要だった。最初のバッチでは、ドライブシャフトの強度不足という想定外の問題が発生したが、迅速にアップデート版を提供し、顧客対応を徹底することで信頼を築いた。

また、製造だけでなく、組み立てや品質管理の難しさも予想以上だったという。彼は「キットを手にしたユーザーが、自分と同じ品質で組み立てられるかどうかが最大の不安だった」と語る。それでも、初回生産分はすべてディストリビューターに完売し、第二バッチの需要も非常に高い状況だという。

レーシング活動とRCメーカーとしての新たな役割

現在、Ryanは自身のレース活動を一時的に休止し、SP1を使用するトップドライバーのサポートに専念している。今回のTITCでは、RC界のレジェンドAtsushi Haraをサポートし、Haraがコースレコードを更新する場面にも立ち会った。

「自分が走るより、HaraやAntonine Burnett、Jeff Hamonといったトップドライバーを支える方が価値がある」と彼は話す。「Bメインで走るより、Aメインに進む選手を支える方が意味がある。Haraがトップタイムを記録したときは、自分のキャリアのすべてが報われたように感じた」と語る。

今後の展望

Ryanは短期的な利益よりも長期的なブランドの確立を目指している。現在は収益よりも、「世界で最も速いRCカーを作ること」に注力しており、「5〜10年先を見据え、業界に名を残すメーカーになることが目標」と語る。

最初のSP1プロトタイプと現在の製品版を比較すると、「当時のデザインを見ると笑ってしまうほど、進化した」と振り返る。「TITCから帰国後、設計の80%を見直し、1年後にはトップクラスのドライバーが結果を出せるマシンへと進化させることができた」と、自らの成長に手応えを感じている。

まとめ

Ryan Makerは、1年前に自らの夢を追い始め、今もその夢を実現し続けている。彼の情熱と努力は、SP1の進化と市場での評価に表れており、RCカーメーカーとしての確固たる地位を築きつつある。今後、彼がどのような進化を遂げるのか、大きな注目が集まる。


出所:REDRC


つくばラジコンパーク

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