G-Force RC Monkey サル二郎商店 SUB-C

29.5.13

【第3回】ラジコンパーツにオープンソースハードウェアの考えをプラスするとどうなるか。


ブランク
第3回目です。


前回、カーボン板でダンパーステーを作る場合を例にしました。

カーボンはやっかいな素材ですが、基本的に1枚板なので、紙に絵をプリントするのと同じです。

だから、実は結構簡単。



問題なのは、モーターマウントなどのアルミパーツや、サスアームなどの樹脂パーツ。

モーターマウントは、シャーシの下側から入れるビス穴と、サイド側からモーターを固定する穴をあける必要があります。要は加工途中でパーツを回転させなければならないのですが、これを自動で行ってくれるNCフライスは非常に高額です。

手動であれば僕が持っているような安価なNCフライスでも可能ですが、加工する人に精度がゆだねられます。
あと、安価なNCフライスでは精度に限界が・・・。

樹脂パーツでも、同じ問題が出てきます。


そこで、3Dプリンタの登場!



と行きたいところですが、3Dプリンタでプリントできるパーツというのは、強度と精度に問題があり、ラジコンパーツとして使えるものではありません。・・・残念。

3Dプリンタって、飾り物を作るのにはすごくいいんですが、実用品は難しいです。
海外では3Dプリンタで拳銃を作るプロジェクトがありますが、出来上がった物を見てがっかりした人の方が多いのではないでしょうか。





市販のラジコンパーツのようなものを3Dプリントできるようになるには、10年くらい必要かも。


結論ですが、
・カーボン板は可能
・一部のアルミパーツ、樹脂パーツも可能(しかし技術&手間か、予算が必要)
かな・・・?

でも、いつか完全にオープンなパーツのみでRCカーが作れたら楽しそうだなと思います。


つくばラジコンパーク

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