HOBBYWINGが、チームドライバーのSpencer Rivkin選手によるビンテージRCレース向けセットアップ解説動画を公開しました。
動画では、Spencer Rivkin選手がラスベガスで開催された「Team Associated Vintage Off-Road Championships」参戦時のセッティング内容を紹介。使用マシンはTeam Associated製RC10およびB3で、モーターとESCの詳細な設定値を公開しています。
使用したESCは「XR10 Pro G3」、モーターは「Hobbywing G4R 13.5T」で、ローターは標準仕様。モータータイミングは42度に設定され、ギヤ比はスパーギヤ75T、ピニオンギヤ25Tを使用しています。走行中のモーターおよびESC温度は約140〜160°Fで安定していたと説明しています。
また、HobbywingのOTAプログラマーを使用し、ESCの内部温度確認や設定変更を実施。動画内では、ビンテージクラス用の代表的な設定値も公開されています。
【ESC主要設定】
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使用ESC:XR10 Pro G3
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使用モーター:G4R 13.5T(タイミング42°)
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ギヤ比:スパー75T/ピニオン25T
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BEC電圧:6V
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スマートファン:有効
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モーター回転方向:反時計回り
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スロットルレート:23
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ニュートラルレンジ:6
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ドライブ周波数:10KHz
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ドラッグブレーキ:12%
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ドラッグブレーキ周波数:4KHz
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ブレーキ周波数:4KHz
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最大ブレーキ力:85%
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ブースト・ターボタイミング:無効
この設定は、当該イベントのクラス規定(13.5Tモーター、ブースト禁止)に準拠したもので、ビンテージカー特有の後方モーター配置に合わせ、ブレーキ特性を強めに調整している点が特徴です。
Spencer Rivkin選手は動画内で「現代ESCでも同様の考え方で設定可能」と述べており、Hobbywing製ESCを使用するビンテージRCユーザーに向けた参考データとなっています。





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