TN Racingが公開した動画「ギヤデフの仕様変更で速くする!」では、ヨコモ製ツーリングマシン「RS2.0(ルーキースピード)」を使用し、ギヤデフのオイル番手を変更することで走行特性を改善する手法が紹介されています。
今回のテーマは、前後デフの整備とオイル交換によるマシン挙動の最適化。純正の黒グリス仕様から、前後で粘度の異なるシリコンオイルを投入することで、加速・制動・旋回時の安定性を高める内容となっています。
【主な整備内容】
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純正のブラックグリスを除去し、内部洗浄を実施
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ギヤシャフトのモールド部を研磨し、回転抵抗を軽減
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オーリング部に自社製赤グリス「JP428」を塗布してシール性を確保
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デフオイル:フロントに30万番、リヤに1000番を採用
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ベルトテンションを前後で調整し、駆動レスポンスを改善
【走行インプレッション】
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フロントデフを硬くすることでコーナー進入時の安定性が向上
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高速コーナーでの切り返しが速くなり、直進時のブレーキングが安定
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加速時にスロットルを大きく入れても挙動乱れが減少
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特に低グリップ路面では、車両が素直にトラクションを得る印象
動画後半では、シェイクダウン時との比較映像も公開され、ギヤデフ変更によるコーナー脱出速度と姿勢安定性の違いが視覚的に確認できます。

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