G-FORCEが、2025年のGFCCで初公開された4WDベルトドライブオフロードバギー「XTRADA」の開発背景を、広坂正美氏と伊藤剛氏が語る動画を公開しました。
コンセプトと車名に込めた意味
「XTRADA(エクストラーダ)」という名称は、未知なる領域(X)に道(ストラーダ=イタリア語で道)を切り拓くという意味を込めて名付けられました。
ベルトドライブへのこだわり
本マシンは2ベルト方式の4WDを採用。かつてのレースシーンで主流だったベルトドライブをあえて再選択し、クラシックな趣と実戦性能を両立しています。
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ベルトドライブによる高いリアグリップと静粛性
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ダートでの性能に特化した高めのスパーギア位置
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バッテリー搭載位置との兼ね合いで駆動系を最適化
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前後独立メンテナンス可能な構造で、メンテナンス性も重視
実戦テストとセッティング
開発段階から伊藤剛氏がプロトタイプのテストに参加。カーペット路面を中心に、ダートでは広坂氏が検証を重ね、両者のフィードバックにより最適なサスペンションマウントの位置決めや、ホールの最適化が実施されました。
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各部取り付け穴の位置は実走で調整
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ジェノバと共通パーツを活かしつつ、新設計の強化アームを採用
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アルミオプションの互換性も確保
最大の特徴:独自のバッテリーシェル構造
このマシンの大きな特徴は、バッテリーを底面から取り出せる独自構造です。
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スライドレバーとロック構造により、確実な固定と簡単な取り外しを両立
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泥や砂が絡んでも開閉性を確保
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フルサイズバッテリー対応
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フタの耐久性にもこだわり、「外でガンガン走らせたい」という想いを具現化
ボディデザインへの情熱
ボディは徹底的にデザインと実用性を追求し、最終的に前細・後太の独自シルエットを採用。フロントキャビンではなく、中央寄りのキャビン配置とすることで、視覚的なバランスと操作性の両立を図りました。
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MX-4のイメージを踏襲したリア形状
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現代的トレンドに縛られない独創的なライン
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意見が分かれる中、数度の試作を経て完成

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