パイセンRCが「TRF421をタミヤグランプリ用に仕上げてみた」を公開。
この動画では、タミヤのハイエンドツーリングカー「TRF421」にアルミ製シャーシを組み合わせ、今年のタミヤグランプリ全日本選手権、特にカーペット路面でのレースに最適なセッティングを施す様子が詳細に解説されています。
TRF421の主要な特徴とセッティングのポイント
動画では、TRF421がなぜタミヤグランプリで活躍できるマシンなのか、その理由が詳しく説明されています。
- アルミシャーシの採用: ノーマルのカーボンシャーシと比較して剛性が格段に高まるアルミシャーシを導入。これにより、カーペット路面での安定した走行と高いグリップ性能が期待できます。
- ビスによる剛性調整: シャーシ裏に使用するビスの種類(黒やチタンなど)や、アッパーデッキ、バルクヘッドを締めるビスの種類によってシャーシの剛性を細かく調整できる点が紹介されています。これにより、路面状況に応じた最適なセッティングが可能です。
- モーターの最適配置: モーターがシャーシのかなり先端寄りに配置され、スパーギアの軸がシャーシ中央に来る設計。これにより、前後のベルト長が同じになり、駆動効率とバランスが向上しています。
- 最新のサスペンションシステム: 前後のアームはAアーム化され、ロングスパン化されたことで操縦性が向上。最新のウルトラショートビッグボアダンパーやドライブシャフト、アクスルも最新スペックが採用されています。
- 駆動系のセッティング: カーペット路面用として、フロントに50万番、リアに5000万番のギアデフオイルを使用。これにより、高いトラクションと安定したコーナリングを実現します。
- キャスター角とスタビライザー: 前後共通のバルクヘッドで3種類のキャスター角変更が可能。また、スタビライザーはベアリングとホルダーを使用することで、左右均等に調整しやすくなっています。
走行レビューと実感
パイセンRCは、今回セッティングしたTRF421の走行レビューも披露しています。アスファルト路面での走行ながらも、カーペット仕様のセッティングが施されており、コーナーでマシンが丸く曲がる特性が紹介されました。特に、ロングスパン化したサスペンションアームにより操縦が非常に楽になり、ハイグリップタイヤ使用時におけるアベレージタイムの向上が実感できたと語られています。

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