Alexander Hagberg選手が、Team EAMのアジアチームマネージャーでありテクニカルスタッフでもあるSalton Dong氏をゲストに迎え、バッテリー選びと使い方に関する実践的なアドバイスを紹介しています。
主な内容:
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バッテリーの選び方:使用クラス(Modified/Stock)、トラックのサイズ、5分間の平均ペースをもとに最適な容量・重量を選定することが重要。
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HVパックと通常パックの違い:HVパックは容量がやや多いが、8.4Vまでの充電制限下では実効容量が10〜13%減少することがある。Team EAMは性能と信頼性を重視し、通常電圧パックのみを採用。
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バッテリーの劣化を防ぐ方法:10%以上の余裕を持って使用することで、セルのアンバランス化やパフ防止に繋がる。
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簡単な性能チェック法:
① 重量チェック(例えば6,000mAhなら最低でも約240g)
② フル充電後15分間の電圧変化(0.02V以内が理想)
③ セルバランスの確認とケーブル・ポートの誤差チェック
④ 0.5Cでの放電による実効容量確認 -
充電と温度管理:極端な高電流充電はバッテリー寿命を縮める。外部ヒーターで適温に保つ方法が推奨される。
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1日あたりの使用回数:高品質パックなら1日2〜3回までが目安。
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レース前の準備:新品パックは必ず1サイクル(充放電)でバランスと状態を確認してから使用。
データをもとにバッテリーの状態を把握し、「5分間の平均ラップ」で判断することが勝利へのカギと強調されていました。

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