Team AssociatedのトップドライバーSpencer Rivkin選手が、HOBBYWING ESCにおけるブースト設定の考え方と具体的な調整方法を解説。回転数(RPM)を基準としたチューニングに焦点を当てています。
主な内容:
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基本コンセプト
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ESCのブースト機能は、指定した回転数(RPM)範囲内でモーター進角(タイミング)を自動的に追加して加速性能を高める機能
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ブーストの始点と終点を最大モーター回転数の何%かで考えると調整がしやすい
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具体例
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最大RPM:59,000rpm(データログより)
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ブースト開始:最大RPMの20% → 約11,800rpm
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ブースト終了:最大RPMの40% → 約23,600rpm
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この範囲で5°の進角を設定することで、スムーズかつ効果的な加速が得られる
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ウィンドウ幅の考え方
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開始RPMと終了RPMの差が大きいとブーストは緩やかに発生し、マイルドな特性に
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差が小さいと瞬間的に強い加速(アグレッシブ)となる
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使用路面や好みに応じて調整が可能
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設定方法の種類
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Spencer選手は「RPMベースのブースト設定」を推奨
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「Auto(自動)」はHOBBYWING独自のアルゴリズムに基づくが、トリガー操作と連動した調整がしづらいため、レース志向ではRPM設定が適しているとのこと
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補足ポイント
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トリガーの20〜40%の操作領域に対応させることで、走行中のイメージとリンクしやすく、再現性のあるセッティングが可能

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