Adam Drake選手による「ドループ設定方法」の動画では、1/8バギーやトラックの正確なドループ調整について複数の手法が紹介されています。
ドループ設定の3つの方法
① 従来の方法(デジタルノギス使用)
-
下側ショックピンの中心のくぼみにノギスの片側を当て、もう一方を上部ショック取り付けネジに合わせて長さを測定。
-
例:前側ショックの基準は「104mm」。
-
必要があれば2mmボールレンチでドループスクリューを調整。
② 専用ゲージ(Mugen製など)
-
ショック上部のナットに取り付けるゲージで、垂直にスイングして下部にあるスケールで読み取る。
-
照明が必要だが視認性は良好。
③ JConcepts製ツールを使った最新式
-
JConcepts ドループブロック(#5019)
-
横向きで10分の1スケール(30mm)、縦向きで1/8スケール(36mm)に対応。
-
-
JConcepts フローティングライドハイトゲージ(#5018-2)
-
地面と車軸下端までの距離を直接測るため、実際のドループ量を左右で確認できる。
-
タイヤとホイールナットを外した状態で、ゲージをアクスルの下に差し込む。
-
推奨の測定基準
-
前:-1(36mmブロック基準)
-
後:-2(36mmブロック基準)
なぜこの方法が良いのか?
-
アームの歪みやシャーシの個体差にも左右されず、左右の実際の車高差が正確にわかる。
-
「ショック長」での管理は簡便だが、構造的なズレを見逃しやすい。
次回は「ドループを変えるとハンドリングがどう変化するか」について別の動画で解説予定とのことです。

0 件のコメント:
コメントを投稿