HOBBYWINGが「ESCキャリブレーション - 基礎とその他」を公開。
ESC(スピードコントローラー)の基本操作として重要な「キャリブレーション」について、XR10 Pro G3/G3Xを例にわかりやすく解説されています。新規インストール時や送信機を変更した際、正しく動作させるためにはこの手順が欠かせません。
キャリブレーションとは?
ESCキャリブレーションとは、ESCが送信機からのスロットル信号(ニュートラル、全開、ブレーキ)を正確に認識できるように学習させる作業です。
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送信機の変更
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送信機の設定変更(例:リバース出力が絞られている)
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アップデート後の再設定
よくあるキャリブレーション失敗の原因
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リバース/ブレーキ出力が抑えられている
一部の送信機ではサムボタンでブレーキ量が下がってしまうことがあり、ESCが正しく学習できなくなります。 -
ニュートラルが設定できない/反応しない
→ 受信機の出力異常、スロットルチャンネルの誤配線、配線の極性ミスなど。 -
配線の向きが逆
→ ESCの信号ケーブルを受信機に逆向きに接続していると、最悪の場合は受信機が損傷することもあります。
ESCキャリブレーションの手順(XR10 Pro G3/G3X)
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バッテリーとモーターを接続
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モーターが接続されていないとビープ音が出ません(キャリブレーションは実行可能)
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受信機に正しく接続(スロットルch)
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「S(信号)/+/-」の順を確認し、正しい向きで差し込みます
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SETボタン長押しでESCの電源をON
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LEDが点滅・ビープ音が出たらSETボタンを離す
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セット手順
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ニュートラルでSETボタンを1回押す
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フルスロットルにして1回押す
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フルブレーキ(リバース)で1回押す
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完了音とともに再起動、通常動作に移行
補足とチェックポイント
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バッテリー残量が不足していると正常にキャリブレーションできません
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モーター接続がない場合はビープ音が出ないため注意
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ESCのチューニングよりキャリブレーションの方が優先度が高い!
困ったときのテスト法
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サーボを使ってスロットル出力の確認 → サーボをスロットルchに差し込んで、プロポ操作に反応するか確認することで、出力異常かどうかを簡易チェック可能です。

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