enjoy smile Co.が「【MRD】ステアリング周りのトラブルシューティング」を公開。
ステアリングの調子が悪いと感じたときに、どのようにチェックし、どのように修正すればよいのかを解説した内容です。正しく診断することで、スムーズな操作が可能になります。
1. ステアリングの状態を確認する方法
まず、電源を入れた状態で真上からの動画を撮影し、ステアリングの動作を確認します。この際、サスペンションをわずかに持ち上げ、1G状態にしておくのがポイントです。
- ステアリングを左いっぱいまで切り、戻す
- 右いっぱいまで切り、戻す
- 動きがスムーズかどうかをチェック
正常な状態であれば、ボールエンドがアッパーロッドの下までしっかり潜り込むはずです。
2. ステアリングがスムーズに動かない原因と対策
ステアリングが十分に切れない場合、以下の点をチェックします。
(1)ステアリングリンケージの重さ
サスペンションを分解し、以下の部分を確認します。
- ボールリンクの動きが重い場合は、緩めて調整
- ナックルの動きがスムーズかチェック
- サーボの動作を確認し、サーボ自体の問題かどうかを切り分ける
(2)サーボのチェック
サーボの動作確認のため、送信機と車の電源を入れて動作をテストします。
- デュアルレートを適切な値に設定
- 右に切ったとき、適切な位置まで動くか確認
- 左に切ったとき、同じようにチェック
- サーボホーンのビスが緩んでいないかを確認
もしサーボの動作に異常がある場合、サーボ自体の問題の可能性があります。
3. ステアリングリンケージの組み立てミスが原因の場合
ナックルやボールエンドの動きがスムーズでない場合、アッパーやロアアームの組み立てに問題がある可能性があります。
- ボールエンドのねじ込みが足りないと、適切に動作しない
- ロアアームとボールエンドの取り付け順を正しくすることで、動きをスムーズに
- ボールの挿入位置を見直し、適切に調整する
4. スムーズな動きを取り戻すための最終調整
ボールエンドが固すぎる場合、専用の工具を使用して軽く潰し、スムーズに動くようにすることがポイント。
また、サーボの動きとステアリングのリンケージが適切に連携しているかを最終確認します。
まとめ
ステアリングの不具合は、サーボ、リンケージ、ナックル、ボールエンドなど、さまざまな要因が関係しています。順番にチェックしながら問題を切り分け、適切に調整することで、スムーズなハンドリングを取り戻すことができます。

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