G-Force RC Monkey サル二郎商店 SUB-C

2022年6月17日金曜日

ラジコン界の課題解決!!「広坂正美 完全監修 ジーフォース ジェノバ 爆誕」動画公開


ブランク

 


ラジコンもんちぃYouTubeチャンネルで、「広坂正美 完全監修 ジーフォース ジェノバ 爆誕」を公開しました。



----------動画の内容----------

先日、つくばラジコンパークで行われたG-Forceコンペティションカップに行ってきまして、そこでG-Forceの1/10電動2WDバギー「ジェノバ」の発表がありました。

位置づけとしてはミドルクラスですね。で、ノスタルジックバギーだそうです。

駆動系は、オールメタルギア。フルベアリング仕様。ホイールは2.2インチ・六角ハブ。スパーギアカバー装備。スリッパ-クラッチ付きで、スパーギアを挟み込まず片側だけなのでバラさすにギアだけ交換することができます。あとは樹脂製のビッグボアダンパー。ターンバックル採用で一通りの調整が可能です。

そして広坂正美監修のボディはいつかみた懐かしいフォルム。

あ、そうそう、リアモーターです。これ、一番大事ですね。


シャーシの仕様についてはもう情報がいろいろ出ているので、これ以上触れないですけど、今回はラジコンもんちぃらしく、現在オフロードカテゴリが抱えている課題と、G-Forceのジェノバの狙いを考察していこうと思います。


まずミドルクラスってなんだろう?という話なんですけど、僕はミドルクラスシャーシの定義って2つあると思っていて、一つは「価格的ミドルクラス」。もう一つは「設計的ミドルクラス」です。

実際は2つが合わさっていたりして、パキッと分けることはできないんですけど、価格的にミドルクラス帯を狙ったものと、設計的にミドルクラス帯を狙ったものと僕は定義しています。


「価格的ミドルクラス」とは、安価なエントリークラスと高価なハイエンドの間の価格ってことです。そのままですけど。

なので、設計上はハイエンドシャーシである製品が主です。

素材を変えることで安価にする。最近はFRPが高いみたいなんですけど、前であればカーボンではなくFRPを採用する。アルミパーツではなく樹脂パーツを多用する。

でも設計はハイエンドカーだから、いちから設計しないで済む。設計にかかる費用も抑えられる。

例えば国内メーカーだと、ヨコモの「BD7 ver.RS」というシャーシがありました。当時のハイエンドカーであるBD7のアルミパーツを樹脂製に置き換えたもので、BD7よりもだいぶ低い価格帯で販売されました。

設計はBD7のまんまなので、BD7用オプションパーツの全てが組込み可能でした。


あとはXPRESS。ツーリングカーやMシャーシなどのハイエンド製品を展開していますが、基本設計はそのままで安価な素材に変えた製品もラインナップされています。


さらに、最近話題のアジア製バギーですね。

価格帯はミドルクラスに近いですけど、設計的には近年のハイエンドバギーを参考にしていて、ハイエンドの走りを狙っています。


「価格的ミドルクラス」のいいところは、ハイエンドカーのノウハウがそのまま通用することで、ハイエンドカーのいいところが味わえる反面、大変なところや面倒なところも全部ハイエンドカーと一緒です。


次に「設計的ミドルクラス」ですけど、

これは、京商のフェーザーMk2とかね。あれって明らかにハイエンドではないですよね。でもエントリークラスかって言うと、そこまで簡素ではない。価格もそこそこする。

設計的に中級者をターゲットにしているシャーシだと思います。

もちろん初心者がいきなりフェーザーからはじめてもいいし、上級者がフェーザーをやっても満足できる。

ハイエンドカーの面倒なところをなるべくなくして、それでいて本格的なRCカーとして楽しめます。

もちろんミドルクラスの設計なので、JMRCAの全日本選手権とかではまず勝てない。


G-Forceが今回発表したジェノバですけど、完全に後者ですよね。

ハイエンドカーと張り合うことはそもそも狙っていない。

ま、土の路面だったら良い勝負をするかもしれませんが、近年の超ハイグリップなカーペット路面ではハイエンドカーに太刀打ちできないはずです。

でも、それでいいんですよ。

最近のハイエンドバギーってスパーギアがむき出しだけど、ジェノバにはギアカバーがついてる。土埃を撒き散らすような路面では走らせてもトラブルが少ない。

ギアも樹脂製ではなくメタル製。スパーギアは樹脂製なのでそっちに負担がかかるかもしれないけど、それ以外はかなり壊れにくいと思います。


ここ数年のオフロードカーって、エントリークラスかハイエンドかという感じで、その中間の製品がほぼなかった。タミヤのDT-03でラジコンをはじめて、次にステップアップしようとすると、いきなりヨコモのYZシリーズみたいな。


そう考えると、ジェノバって完全に隙間産業なんですけど、ただ、その隙間がすごく大きい。

ハイエンドカーを求める層よりも大きいかもしれない。

これ、うまく行ったら他のメーカーもこの流れを追いかけるかもしれないですよ。


ジェノバは7月、8月頃に発売されます。価格は税別で29,800円。

それでは、今回はこのへんで。


[引用写真]

G-Force (http://www.gforce-hobby.jp/)

ヨコモ(https://teamyokomo.com/)

タミヤ(https://www.tamiya.com/japan/index.html)

京商(https://rc.kyosho.com/ja/)

XPRESS(https://www.rc-xpress.com/)

LC Racing(https://shop.lcracing.net/)


つくばラジコンパーク

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