2021年5月29日土曜日

【航空法改正関連】赤羽国土交通大臣「ラジコン飛行機に新たな制限を加えるものではない。ラジコン飛行機の登録は簡素化へ」


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2021年5月28日の参議院本会議において、立憲民主党 青木愛議員が航空法改正の法律案について、赤羽国土交通大臣に質問を行いました。

ドローンおよびラジコン飛行機に関する部分を抜粋しました。


■青木愛 参議院議員(立憲民主党

本法律案の3つ目の柱が無人航空機のレベル4の実現に向けた制度整備についてです。

最近無人航空機ドローンの利活用が飛躍的に拡大しており、国民生活の利便性の向上や、多くの産業の生産性向上に寄与するものとして大きな期待が寄せられています。

例を挙げますと、人が立ち入れない場所の調査や景観の撮影。高度成長期に敷設したインフラが一斉に老朽化を迎えている中での橋梁や道路の点検。

下水道や送電線の点検。

また、農業における農薬の空中散布や生育状況の把握。

山間部、過疎地、離島への物流。

災害時の被災状況の把握と医薬品や食料をはじめとする物資の輸送。

山や海での遭難への対応など、多種多様な場面での利活用が進んでいます。

一方でドローンが落下して人や物に障害を与える事件や、空港周辺でドローンの飛行が確認されるなどの事案が発生していることも耳にします。

ドローンの利活用について進めることは必要と考えますが、その危険性を十分に理解し、安全対策に万全を期し、事故を未然に防がなければなりません。

無人航空機の飛行形態にはレベル1からレベル4までがあり、レベル1・2は目視内飛行、レベル3は人のいない無人地帯での目視外飛行、ここまでは一定の条件下で飛行が可能でした。

このたびの法律改正では、レベル4が解禁され、市街地や住宅街など、人がいる上空を補助者なしで目視外で飛行することが可能となります。

有人地域での飛行となることから、事故が起きた際の被害の度合いも高まることが予想されます。

その飛行特性をふまえ、より厳格に飛行の安全性を確保する必要があると考えます。

そこで本法律案において、飛行の安全性の確保がいかに図られているかという点について国土交通大臣に説明を求めます。

また同時に個人のプライバシーにも注意が必要です。

住宅の上空やマンションの傍を飛行する場合、住宅や住人を搭載されたカメラで撮影することが技術的に可能となります。

そのような第三者のプライバシーの侵害をどのように防ぐのか、国土交通大臣にお聞きします。

次に今回の法律改正により、多くの愛好者が楽しんできた無線操縦の模型飛行機、いわゆるラジコン飛行機の影響についてお聞きします。

ラジコン飛行機の愛好者の多くは、自分の手で作った飛行機を自分の手で飛ばす。

つまり、飛行機を作る過程とそれを飛ばすための技術の向上を楽しんでいます。

この趣味は、ものづくりを通して大空への夢を実現するものであり、多くの先人たちが努力して作り上げ、守ってきた趣味であり文化でもあります。

そこにはものづくりの心が躍動しています。

他方ドローンは、その多くが既製品であり、コンピュータ制御による自動操縦をベースとしており、ラジコンのようなものづくりや操縦技術よりも、その利活用に重点が置かれています。

両社はどちらも無人航空機ですが、その目的も構造もかなり異なります。

しかし法律では、どちらも無人航空機として定義し、同じ規制をかけています。

ラジコンをドローンと同じ枠組みで規制を強化すると、長年引き継がれてきたものづくりの心が縮こまるだけでなく、ラジコン飛行機を趣味とする文化自体が消滅してしまうのではないかと心配しています。

これまでラジコンを通して多くの愛好者や子どもたちが、ものづくりの心を育んできたことについての受け止めと、合わせて趣味として楽しんでいるラジコン愛好者に対しては手続きの簡素化や負担の軽減などの配慮をすべきではないかと考えますが、最後にこの点について国土交通大臣のご見解をお伺いして質問を終わります。

ありがとうございました。


■赤羽国土交通大臣

無人航空機のレベル4飛行の安全性の確保についてお尋ねがございました。

レベル4飛行を行う無人航空機につきましては、補助者なしで第三者上空を目視外飛行することとなるため、今法案において機体の安全性を認証する制度と、操縦者の技能を証明する制度を創設することとし、技能証明を受けた操縦者が認証を受けた機体を飛行させること必須といたします。

その上で、飛行ごとに国の許可承認を求め、飛行の安全を確保するための運航態勢などを確認することをしております。

無人航空機の飛行による第三者のプライバシーの侵害についてお尋ねがございました。

政府において平成27年にドローンによる撮影映像等のインターネット上での取扱いに関するガイドラインを策定公表したほか、昨年3月の官民協議会におきまして、第三者や住宅地にカメラを向けないことや、撮影映像等にぼかしを入れることなど、無人航空機の操縦者が遵守すべき事項について整理しております。

国土交通省としても関係省庁と連携し、本法案により創設する技能証明を取得するための講習や、無人航空機の飛行の許可承認を行う際の審査など、あらゆる機会を通じ第三者のプライバシー保護について周知徹底を行ってまいります

ラジコン飛行機についての受け止め及び手続きの簡素化や負担軽減の必要性についてお尋ねがございました。

ラジコン飛行機には日本のものづくりの文化や、近年の無人航空機の発展にも貢献してきたものと認識をしております。

本法案はこれまで許容されている趣味としてのラジコン飛行機の飛行に、新たな制限を加えるものではございません。

また現行の許可承認制度や、昨年の航空法改正で創設された機体の登録制度でも、ラジコン飛行機の利用者による飛行の実態も踏まえた手続きの簡素化に取り組んでいるところであり、今後も安全の確保と利用者負担の軽減の両立に努めてまいります。

以上でございます。



つくばラジコンパーク

4 件のコメント:

  1. ちょっと目に付いたので報告
    政府状況 → 生育状況
    有人機体 → 有人地帯
    プライバシーの信頼 → 侵害
    ・・・・おそらく、間違いかと思います。

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  3. むしろ衝突防止センサーのような安全のための機構や操縦支援機能が皆無なラジコンこそ規制されて然るべきだと思いますがね…

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