G-Force RC Monkey サル二郎商店 SUB-C

4.2.15

「ラジコン禁止の公園調査」から見る今後のラジコン業界


ブランク


調査方法:
禁止範囲を「航空機(EP,GP)禁止」「GPカー禁止」「EPカー禁止」の3項目に分類。
Googleで"ラジコン 禁止"で検索。
ヒットしたWebサイトから禁止範囲を調べ、禁止している公園1カ所につき各項目に1ポイント加算。
空・陸問わずラジコン禁止の場合は3項目それぞれに1ポイントづつ加算。
今回は公園のみで、河川敷は含まない。
今回はラジコン利用可能という分類は無し。


■航空機(EP,GP)禁止
**************************************************************(63p)

■GPカー禁止
********************************************(45p)

■EPカー禁止
***********************************(36p)


主な禁止理由は、以下の内容でした。
・事故防止を理由に航空機ラジコンのみを禁止している
・エンジン付きラジコンの騒音を理由に禁止している
・特に理由の掲示なくラジコン全般を禁止している


河川敷でのラジコン利用に関しては、過去「おじいちゃんが飛ばすヘリが孫に接触して死亡する」という痛まし事故があったせいか航空機のみ禁止となっているケースが多く見受けられます。(私見)
しかしながら、公園内においては空・陸の区別なく「ラジコン禁止」となっているケースが多かったです。

基本的にトイラジ・ホビラジの区別はなく、一般人には区別が曖昧なため、時速10kmしかスピードの出ないトイラジコンカーも禁止という扱いです。

ラジコンカーには非常に多くのカテゴリがあり、パワーソースも多様です。
ラジコンユーザーの立場からすれば「重量○○以下、時速○○以下のみ走行可能」などを示してくれるといいのですが、ラジコンに興味のない公園管理者にこれを求めるのは酷です。
また、軽量で遅いラジコンカーでも事故がおきないわけではないので、「ラジコンは全部禁止」としてしまったほうが、管理する側としては楽ちんです。

「メーカーやJRMなどの団体が、ぜひ働きかけをすべき!」と言うのは簡単ですが、それでラジコン走行可能な公園が増えたところで、「4セルのモンスタートラックが幼稚園児の頭に当たって重体」みたいなことがことが1件でも起きたら、メーカーの存続に関わりそうです。

実車なら死亡事故が起きても車メーカーのせいにはなりません。
自転車の死亡事故でも自転車メーカーのせいにはなりません。
ゴルフボールが当たったことによる死亡事故でもゴルフメーカーのせいにはならないと思います。
しかし、ラジコンの場合は世間の理解があまりないので業界全体を揺るがしそうな気がします。ラジコンがどの程度のものなのかわからないと「加害者が悪い」ではなく「ラジコンは危険」という意識になりがちです。

ご承知の通り、国内3大RCメーカーであるタミヤ・京商・ヨコモはそれぞれサーキットを運営しています。
各メーカーが全国各地にいくつもサーキットを持ちつつ、既存のショップサーキットとの連携をさらに高めていければ問題が解決しそうですが、企業規模としてみれば最大手のタミヤでさえ資本金5,000万円、従業員数326名(2015年1月)。
中小企業庁によると、製造業・その他の業種における中小企業の定義は「300人以下又は3億円以下」なので、タミヤでさえ中小企業なんですね。多くを投資するのは厳しいでしょう。

「じゃぁ、ラジコン既に詰んでるじゃん・・・(´・ω・`)」とならないように、次回に続きます。

つくばラジコンパーク

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