G-Force RC Monkey サル二郎商店 SUB-C

29.5.13

【第2回】ラジコンパーツにオープンソースハードウェアの考えをプラスするとどうなるか。


ブランク
第2回目です。


例えば、ラジコンの取説をなくしてしまった場合、このように↓すると思います。

1)メーカーのWebサイトで取説のPDFファイルをダウンロード
2)自宅のプリンタを使って印刷
3)ホッチキスで止める


多くのメーカーが取説をPDFファイルで公開しています。

プリンタは1万円前後で買うことが出来ます。

用紙はコンビニでも売っています。

ホッチキスは、誰でも使えます。



次に、マシンを激しくクラッシュさせてしまい、ダンパーステーが壊れた場合です。

1)ショップに行く
2)ダンパーステーを買う
3)家に帰ってマシンに取り付ける

当たり前ですが、概ねこの流れです。

しかし、ショップにパーツの在庫がなかったり、さらにはメーカー側にもなくて追加生産未定なんてこともあり得ます。



ラジコンパーツにオープンソースハードウェアの考えをプラスさせると、こんなこと↓が出来るはず。

1)メーカー、もしくはどこかのWebサイトから図面データを無料でダウンロード
2)自宅のNCフライスでカーボン板を切削
3)出来上がったダンパーステーをマシンに取り付ける


カーボン板はネット通販で簡単に手に入ります。

小さなNCフライスであれば10万円前後で購入できます。

図面データがあれば、多少のノウハウで誰でも同じように作れます。


NCフライスがいささか高いですが、PCを買うのと価格的には変わりありません。

問題は、図面データをダウンロードできないことと、少し専門知識が必要なこと。
(でも、素人の僕がやれているのでそんなに難しくはないと思います)




車やホビーでもオープンソースハードウェアの試みは行われていて、電気自動車を作ろうという動きもありました。・・・過去形です。

プロジェクトが立ち上がっては消え、立ち上がっては消え、という状態です。

一定の成功しているものというと、3DプリンタのRepRapや、コンピュータ基板であるArduinoあたり。



でも、自分の作った図面データにクリエイティブコモンズライセンスを適用させて、フリーでオープンなパーツとして公開したら、「なんだか面白いことが起きる」かも。


クリエイティブコモンズライセンスを適用させると、

  • ライセンスの許諾者は、他の人々がこの著作物を複製、頒布、展示、実演することを許諾します。そのかわり、ライセンスの受諾者は、原著作者のクレジットを表示しなければなりません。
  • ライセンスの許諾者は、この作品がライセンスされているのと同じライセンス条件の下でのみ、二次的著作物を頒布することを他の人々に許諾します。

という感じになります。


つまり、こういうこと↓





この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 ライセンスの下に提供されています。


出来ることは、
・図面は無料で手に入る
・図面データから自由にパーツを作れる
・図面データを自由に改変することも可能
・クレジットを入れれば、作ったパーツを売ることもできる
といったところでしょうか・・・。


【次回に続く】
つくばラジコンパーク

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