G-Force RC Monkey サル二郎商店 SUB-C

2016年5月23日月曜日

RCメーカーがFacebookページをはじめた方が良いと思われる幾つかの理由と施策(3)最終回


ブランク


反響があったので、続きです。最終回になります。

ただのFacebook入門ではなく、RC関連に絞り込んで書いているので、メーカー関係者の方々も見てくださっているようです。ありがたいことです(●´ω`●)


■海外ユーザーへの広告はアジアをターゲットにするのがオススメ

世界各国のユーザーさんに広告を出してみましたが、その中で一番反応が良かったのがアジアでした。(中国はFacebookが見られないので除く)

ラヂコンもんちぃの場合はブログの内容が「日本語」なので、欧米のユーザーさんからするとだいぶ抵抗感があるようです。

特に東南アジアは安い広告費で多くのユーザーさんを囲い込むことができました。

ラヂコンもんちぃのFacebookページにいいね!をしてくれたユーザーさんの住んでいる国を順に上げていきます。

1.インドネシア:4267名
2.タイ:4142名
3.日本:2454名
4.ミャンマー:1222名
5.パキスタン:1206名
6.エジプト:1005名

意外なことに日本は3位です。

2位のタイは裕福な層を中心にRCが盛んなことで有名ですね。

1位のインドネシアはそこまでマーケットがあるのか正直良くわかりません。ただし、前回ご説明したように「Facebookページを盛り上げてくれる」効果は期待できそうです。


■Facebook広告のターゲット

広告を出す時にどのようにターゲットを設定すればいいのか書いていきます。

まず第一段階として、自社Facebookページへのいいね!数を増やしていきますので、キャンペーン>広告の目的を「Facebookページを宣伝」にします。

広告セット>Facebookページでは自社Facebookページを選択。

広告セット>オーディエンス>地域には「日本」を設定。しばらくやってみて日本のユーザーを獲得するための広告費が上がってきたら、「日本・インドネシア・タイ・ミャンマー・パキスタン・エジプト」あたりを選択すると良いと思います。

また最初から海外をターゲットに英語でも情報を発信していく場合は、欧米各国も加えます。

広告セット>オーディエンス>年齢は「20~65+」、性別は男性、言語は空欄です。

広告セット>オーディエンス>詳細なターゲット設定は、「ラジコン」「ラジコン模型自動車」「Radio-controlled model」「タミヤ」「京商」「ヨコモ」「トラクサス」「双葉電子工業」としました。
これらに関心のあるユーザーさんがターゲットとなります。

広告セット>オーディエンス>つながりは、「Facebookページ」「あなたのページにいいね!した人を除外」として、すでにFacebookページにいいね!してくれているユーザーさんを除きます。

広告セット>配置はすべてON。

広告セット>予算と掲載期間は、1日の予算を500円とし、開始日と終了日を7日間くらいに設定してみます。
こうすると、例えまったく効果がなかったとしても、失うお金は約3500円です。
(実際は効果が出てきますけどね・・・)
さらに入札額の設定がありますが、ここは「自動」にしておきましょう。

次は、広告>メディアです。ここでどのような見た目の広告にするか決めていきます。
ポイントはそれほど多くはないです。
・誰が見ても明らかにRCだとわかる画像にすること(マシン自体の写真が望ましい)
・テキストの頭には英語のメッセージを入れる
・クリック後の表示先は必ず「いいね!」にする
以上です。



ここまで出来たら最後に「注文を確定する」ボタンを押して、おしまいです。

この後はFacebook運営側の内容審査を経て、広告が掲載されます。

設定内容の一覧です↓




■発信内容とその頻度について

手間がかかるのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはないです。

情報投稿の目安としては、1日1件~3日1件くらいがひとつの目安になります。
もちろん毎日5件とか投稿しても良いのですが、通常業務に支障が出そうです(汗)

内容は、新製品の紹介と既存製品の紹介、さらに既存製品の利用ノウハウや豆知識などを組み合わせていくと、ネタに困らないと思います。

特に新製品の場合は、「開発中の様子(公開できる範囲で)」→「ティザー」→「発売前製品詳細情報」→「発売日に告知」→「発売後のショップ入荷情報」という流れになるかと思います。

最近はショップさんでもブログをやられているケースが多いので、ショップが入荷情報を掲載したらメーカーのFacebookページでもショップを紹介するといった形です。

この辺の掲載に関しては、業界の暗黙のルールみたいなものが存在しているのかもしれませんが、新しいメーカーさんは頻繁にやっています。


■なぜFacebookページをやるのか?

海外のメーカーはFacebookの使い方が上手いです。
XRAYあたりは完璧で、アジアのサーボメーカーなども積極的に展開しています。
もちろん欧米の各メーカーも取り組んでいます。

残念ながら日本を見渡した時に、うまく利用されているメーカーがとても少ないのが実情です。

タミヤ、京商はうまく利用しています。
ヨコモは毛色がやや異なりますが、ちゃんとやってます。
他には、SMJやAXONなどのまだ小さな新興メーカーがとても積極的です。

例えば20年前を思い出してみた時に、Webサイトを持っていないメーカーがとても多かったと思います。
今はWebサイトを持たないメーカーはほとんどありません。
これだけインターネットが広まった現在は「Webサイトが無い=そのメーカーが存在しない」こととほぼ同様のようになってきています。

これと同じことがSNSをはじめとする最近の「新しいインターネットサービス」でも起こっていて、これらを活用していないことが国内メーカーの売上アップやRC業界の活性化の障壁になっている気がしてなりません。

海外メーカーにお客さん取られちゃいますョ・・・(;・∀・)タイヘンだー



RCメーカーがFacebookページをはじめた方が良いと思われる幾つかの理由と施策(1)
RCメーカーがFacebookページをはじめた方が良いと思われる幾つかの理由と施策(2)
RCメーカーがFacebookページをはじめた方が良いと思われる幾つかの理由と施策(3)

つくばラジコンパーク

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