VRCが、VRC-Proの開発背景を紹介するシリーズ動画「Virtual RC Racing 'The Inside Story」の第4回を公開しました。
動画冒頭では、タイヤは単なる「丸くて黒いパーツ」ではなく、レーシングシミュレーターにおいて非常に重要な要素であることを説明。F1ではレース前にシミュレーターを使用したテストが行われており、タイヤメーカーと共同で物理モデルが開発されていることにも触れられています。
一方でRCカー業界では、大規模なテスト設備や研究体制を持つメーカーは少なく、コンパウンドの変更やラップタイム、ドライバーのフィーリングなどをもとにした実走テストによる開発が主流であると紹介されています。
VRC-Proではリアルな挙動を再現するため、タイヤのグリップ特性、荷重変化、キャンバー角、キャスター角、スリップ角、タイヤ変形、温度、摩耗など多くの要素を考慮した物理モデルを構築。特にタイヤは荷重に対して線形ではなく、複雑なカーブを描く特性を持つため、シミュレーションの再現が難しい要素とされています。
開発では、まず1/8および1/10エンジンカー用のフォームタイヤを対象に研究を開始。実際のタイヤテスト装置の原理を参考にした小型テストリグを設計し、タイヤにかかる横方向の力や荷重などを計測する実験を行いました。
このプロジェクトには、車両ダイナミクス分野で知られるDoug Milliken氏も関与。各種フォームタイヤやコンパウンド、硬度、径などのデータを取得し、それらを基にシミュレーション用のタイヤモデルが作成されたと説明されています。





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