HOBBYWING公式YouTubeチャンネルにて、プロドライバーのSpencer Rivkin選手とモーターチューナーのMatthew González氏 が、モディファイドモーターにおける チタンローターの調整について詳しく解説する動画が公開されました。
主な内容
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チタンローター導入の背景
チタンシャフトおよびネオジムマグネットを備えたチタンローターは、効率性の向上を目的として12分の1スケールで導入が始まり、オンロードレースのブースト/ターボ使用環境で8分間走行を達成するなど高い評価を得ています。
その後、オフロードレーシング環境へも展開され、4WDシャーシでのブレーキフィーリングの向上に貢献したと報告されています。 -
オフロード環境での効果
チタンローターは従来の鋼製ローターに比べて「スロットル/ブレーキ操作が滑らか」になる傾向が確認されており、2WDで12.3 mm、4WDで12.5 mmサイズを使用することで、レース中の車両操作感が向上したとSpencer Rivkin選手が述べています。 -
モータアナライザーによる測定結果
チタンローター装着時は、電流消費(アンペアドロー)低減およびKV値の上昇が観測されています。特に高グリップカーペットやハイグリップダートでの効率改善が確認されました。 -
セッティングの調整ポイント
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ピニオンギアを「−1歯」下げることでトップスピードを抑え、操作性を優先
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ESCスロットルおよびブレーキの周波数を調整(例:12 kHz → 10 kHz)
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チタンローターに変更後、サスペンション挙動が安定し、車体の微振動が軽減
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推奨ユーザー
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40+モディファイドクラス出場者
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カーペットまたは高グリップダートで競技するドライバー
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操作フィーリングの向上を求める中上級者
この動画では、実際に機材を使った解説とデータ測定の様子が収められており、モーターチューニングに踏み込んだ内容となっています。





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