今年のTITCは、Michal Orlowskiの完全勝利として歴史に刻まれることとなった。予選全4ラウンドを制し、TQから決勝へ。シューマッハのマシンを駆るOrlowskiは、A1・A2ともに圧倒的な走りを見せ、王者Bruno Coelhoを大きく引き離す完勝を遂げた。
土曜日のA1で快勝した後、日曜のA2ではさらにペースを上げ、CoelhoはMarc Rheinardのプレッシャーに耐え続ける展開に。最終的に3秒以上の差をつけて優勝を決定し、TITC史上11人目の王者に輝いた。
世界選手権トップクオリファイアーのOrlowskiにとって、今回の勝利は大きな自信となるものだった。
Orlowskiのコメント
「最近TQは取れても勝てないレースが続いていたので、この結果は特別。SNSでも『決勝で失速する』と言われていたし、自分自身もTQスタートから勝ちきれるのか疑問を持っていた。でも今回は違った。Brunoとは予選で接戦だったけど、決勝では圧倒的に速さがあった。最初の1周でギャップを作ってからは、一度も後ろを振り返ることなく走れた。」
また、今回の圧倒的な強さについて「こんなに差をつけられるとは思っていなかった。表彰台争いができれば十分だと思っていたけど、実際には別次元の速さだった。Mattia CollinaやElceramの皆と何時間もテストを重ねた成果が出たと思う。」と語った。
チームメンバーへの感謝
「Pekko IivonenやJoseph Quagraine(JQ)のサポートも大きかった。JQはSNSでは色々言われることもあるけど、本当に頭のいい人。Q4の後、決勝のために新しいショックを用意してくれて、それが予選よりも安定した走りにつながった。さらにA1前にバンプステアを0.5mm調整したら、マシンが完璧になった。こうした微調整の積み重ねが、この結果につながったんだ。」
さらに、「Elceramのサポートで、トラブルゼロで戦えたのも大きい。他のメーカーは何かしらの問題を抱えていたけど、僕たちは一切なかった。これも勝因のひとつだと思う。」と、チームの総合力を強調した。
TITC最強のルーキーが完全勝利を飾り、新たなチャンピオンの誕生となった。
出所:REDRC

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