Jilles Groskamp選手が、INFINITY IF15-2で臨んだ「EFRAヨーロピアンチャンピオンシップ2025」の舞台裏を解説する動画を公開しました。
オランダ・アペルドールンで開催された本大会にて、Jilles Groskamp選手は予選・決勝ともに非常に速い走りを披露し注目を集めました。最終的な勝者はDario選手でしたが、Groskamp選手は「自分が最も速いマシンを持っていた」と語り、使用マシンやセットアップ、レース中のトラブルについて詳細に解説しています。
IF15-2の注目ポイント
Jilles選手のIF15-2には以下の特徴がありました。
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リアにロングショック、フロントにショートショックを使用
→ コーナリング中のマシン姿勢が安定し、操作性が向上 -
ショックシャフトを延長し、トラクションを向上
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軽量ボディ「Matrix CZ1」にアルミテープを追加し90gルールに対応
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IF15-2専用の新型ギヤ(52T/57Tスパー + 15T/20Tピニオン)
→ 高い加速性能と最適なギヤ比を実現
また、サスペンションのスプリングリテーナーを低く設定することで、スプリングのテンションを強め、さらにトラクションアップに貢献したと語っています。
セットアップ詳細
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前後ディファレンシャル:フロント200万番、リヤ10万番
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スタビライザー:前1.9mm(2.1mmを削って調整)、後1.8mm
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ホイールベース:前後とも198〜198.5mm
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リアハブ:2mmオフセットの新型を使用
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ドライブシャフト:90度仕様を選択(スムーズな走行感)
また、リアシャーシにはフレックス確保のためのカット加工を施し、さらなる操作性の向上を図っていました。
レースの展開と課題
レース序盤は好調だったものの、不運にもエンジンが一度ストールし、その原因は未だに不明とのこと。またタイヤ交換時にもトラブルがあり、上位争いから後退してしまいました。それでも、マシンのポテンシャルには大いに満足していると語っており、「次回はもっと運が味方してくれることを願っている」とコメントを締めくくりました。

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