Team Associatedが、1/10ツーリングカー「TC8 Team Kit」に搭載されるステアリングラックとセンタープーリーハブのベアリング取り付け手順を紹介する動画を公開しました。解説を行ったのは、Associatedの設計エンジニアであるKyle Klingforth氏です。
まずステアリングラックに関しては、ベアリングを装着する前にオイルを適量塗布し、Factory Team製のショックプライヤーを使用して圧入する方法が紹介されました。ベアリングは設計上タイトに作られており、初期のがたつきを防ぐためにもこの圧入工程が不可欠です。
圧入後は、サーボとベルクランクマウントを組み合わせ、キット付属の0.1mmシムなどで調整しながら、M3x6ボタンヘッドビスでゆっくりと固定します。この締め付け作業によって、ベアリングが完全にシートされる仕組みです。その後、再度適切なシム厚に変更し、スムーズかつがたつきのない動作になるよう微調整します。
次にセンタープーリーハブについては、5×10×3mmベアリングと5×8×2.5mmベアリングをそれぞれ背面と表面に挿入。設置にはショックプライヤーではなく、セッティングボードや5.5mmナットドライバーを用いて軽く押し込む方法が推奨されました。
センター部分は、バルクヘッドと0.1mmおよび0.2mmのシムを用いて仮組みし、最後にスクリューをゆっくりと締め付けることで上部ベアリングを完全に圧入します。この一連の作業により、スパーギアの芯ブレを防止し、最適な駆動性能を確保できます。

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