Awesomatixが、A800 FXR FWDキットに採用されたD4ダンパーの組み立て方法を、段階を追って詳しく解説しています。
【組み立て手順】
1. バルブユニットの組み込み
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バイパスバルブにOリングを装着。
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回しながらダンパーケースに挿入し、Oリングが溝にしっかり収まることを確認。
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ダンピング設定は60%(最小)に設定。
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作業中の保持にはMXLRサポート台や付属プレートを使用可。
2. ピストン&バルブ準備
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MXLRリンググリスをピストンの外周に薄く塗布。
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ピストン(P63R)をバルブに組み込み。
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大きなOリングを装着。
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ショックオイル(300番)を少量塗布し、ダンパーケースに挿入。
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ダンピングアジャストプレートを装着。内部のツメを正確に合わせる。
3. オイル注入とエア抜き(バキューム)
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ケース上部ギリギリまで300番オイルを注入(ミニスカスを形成)。
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10~12回程度の真空エア抜きが推奨。
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ピストンを上下に軽く動かして内部のエアを逃す。
4. ダンパーキャップの装着
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キャップは水平にそっと載せてオイルが満たされるように。
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ネジは1.5mmドライバーで軽めに締める(締めすぎ注意)。
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ピストンを下から押し上げて最終エア抜き&ネジ固定。
5. 作動確認と最終チェック
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オイル漏れや引っかかりがないか確認。
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ST102スクリューでシャフトにしっかりクランプさせる。接触後に1/4回転追加が推奨。
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エアが残る可能性もあるため、静置してエア抜けを待ち、再バキュームも可。
【可変ダンピング設定(New)】
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プレートの突起位置でモード変更可能:
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突起が出ている:プログレッシブ
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180°反転:リニア
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中間位置:セミプログレッシブ
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一般的な傾向:
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プログレッシブ:バンピー路面/カーペット
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リニア:フラット&ハイグリップ路面
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