「アベノミクス」ではありません。
「今でしょ!」でもありません。
クリス・アンダーソンの「MAKERS」という本です。
職業柄、クリス・アンダーソンの存在は以前から知っていました。
コンピュータ、小売、ネットに関わっている人や、経営者の人なら「ロングテール」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
そのロングテールのクリス・アンダーソンです。
善し悪しは置いておいておきますが、「MAKERS」の影響で、3Dプリンタというニッチでマニアックな機械をマスコミが取り上げるようになりました。
3Dプリンタを使えば、自分のフィギュアが作れる!
3Dプリンタは新たなる産業革命だ!
3Dプリンタで全ての人が製造者になれる!
とか、そんなノリです。
(誤解のないように書いておきますが、クリス・アンダーソンは3Dプリンタを推しているわけではありません)
3Dプリンタが革命を起こすのは、まだ先だと思いますが、「個人がメイカーなれる」というムーブメント"は"作りだしました。
Second Life以来のムーブメントですが、そのムーブメントが定着するかどうかは、時間が経ってみないとわかりません。
Second Lifeのように、終息する可能性もあり得ます。
一方で「MAKERS」は、オープンソースハードウェアという考えを加速させました。
「オープンソースハードウェアが、今後実益になってくるのか?」という点に関しては、いささか疑問ですが、「何か産みそう」な予感はしています。
そしてそれは、ニッチな物ではないかと思います。
強引ですが、ラジコンというものがオープンソースハードウェアの枠内で製造された場合、どうなるか?少し考えてみたいと思います。
例えば、適切で安価なツール(製造マシン)を持ったユーザーがいるとします・・・・。
【次回に続く】

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